憲法判例– tag –
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【判例】最判昭33.3.28:通達による課税処分
課税処分がたまたま通達をきっかけとして行われたものであってもの、通達の内容が法の正しい解釈に合致するものである場合には、当該課税処分は適法である。 👉憲法13:財政(租税法律主義) あわせて読みたい -
【判例】最判平17.4.14:遮へい措置について
証人尋問の際に、傍聴人と証人との間で遮へい措置が採られても、審理が公開されていることに変わりはないから、裁判の公開に関する憲法の規定には違反しない、 👉憲法12:裁判所(違憲審査権) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭25.2.1:下級裁判所にも違憲審査権は認められる?
下級裁判所も最高裁判所と同様に司法権を行使できることから、下級裁判所にも違憲審査権が認められる。 👉憲法12:裁判所(違憲審査権) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭23.11.17:「良心に従い」とは?
「良心に従い」とは、裁判官が有形無形の外部の圧力や誘惑に屈しないで自己の内心の良識と道徳観に従うという意味である。 👉憲法12:裁判所(裁判官の職権の独立) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭35.10.19
地方議会の議員に対する除名処分も、司法審査の対象となる。 👉憲法12:裁判所(司法権の限界) あわせて読みたい -
【判例】最決平3.3.29
憲法は、拘留または拘禁された後に「無罪の裁判」を受けたときは法律の定めるところにより国にその保証を求めることができると規定している(40条)が、少年事件における不処分決定は、「無罪の裁判」に当たらない。 👉憲法9:参政権(刑事補償請求権) あわ... -
【判例】最大判昭24.3.23
裁判を受ける権利は、訴訟法で定める管轄権を有する具体的裁判所において裁判を受ける権利を保障したものではない。 👉憲法9:参政権(裁判を受ける権利) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭30.2.9
選挙犯罪の処刑者について、一般犯罪の処刑者に比し、特に、厳格に選挙権・被選挙権停止の処遇を規定しても、条理に反する差別待遇とはいえない。 👉憲法9:参政権(選挙権) あわせて読みたい -
【判例】最判平12.3.17
人事院勧告は公務員の争議行為禁止の代償措置であるが、この実施が凍結されたとしても、国家公務員の労働基本権の制約に対する代償措置がその本来の機能を果たしていなかったということはできず、勧告に従った給与改定が行われない場合に、それに抗議して... -
【判例】最大判昭51.5.21:岩手教組学テ事件判決
東京都教組事件判決(最大判昭44.4.2)では、公務員の争議行為をあおる行為の処罰が憲法上許されるのは、違法性が強い争議行動に対し、争議行為に通常随伴しない態様で行われる場合に限られる(二重のしばり論)としていたが、このような解釈は妥当ではな... -
【判例】最大判昭41.10.26:全逓東京中郵事件
勤労者の団結権・団体交渉権・争議権等の労働基本権は、すべての勤労者に通じ、その生存権保障の理念に基づいて憲法28条の保障するところであるとされており、労働基本権に関する憲法上の規定は、個々の国民に直接に具体的権利を付与したものといえる。 👉... -
【判例】最決昭32.4.5
少年を少年院に送致した結果、高等学校教育を受ける機会が失われたとしても、26条1項に違反することにはならない。 👉人身の自由(訴求処罰と二重処罰の禁止) あわせて読みたい