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【判例】最大判昭33.4.30
憲法39条(二重処罰の禁止)の規定は、刑罰たる罰金と追徴税とを併科することを禁止する趣旨を含むものではない 👉人身の自由(訴求処罰と二重処罰の禁止) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭23.6.23
不当に長い抑留・拘禁後の自白であっても、自白と抑留・拘禁との間に因果関係が存在しないことが明らかであれば、これを証拠とすることができる 👉人身の自由(自白) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭47.12.20:高田事件
審理の著しい遅延の結果、迅速な裁判を受ける被告人の権利が害されたと認められる異常な事態が生じた場合には、これに対処すべき具体的規定がなくても、もはや当該被告人に対する手続の続行を許さず、その審理を打ち切るという非常救済手段が採られるべき... -
【判例】最大判平11.3.24:接見交通の機会の保障
憲法34条前段は、被疑者に対し、弁護人を選任した上で、弁護人に相談してその助言を受けるなど弁護人から援助を受ける機会(接見交通の機会)を持つことを実質的に保障している。 👉人身の自由(抑留・拘禁からの自由) あわせて読みたい -
【判例】最大判昭33.9.10:帆足計事件
外国旅行の事由は、22条2項の外国移住の自由に含まれるが、公共の福祉のためになされる合理的な制限に服する。 👉憲法6:外国移住の自由 あわせて読みたい -
【判例】最判平12.2.8:司法書士の業務独占
司法書士の業務独占については、登記制度が社会生活上の利益に重大な影響を及ぼすものであることなどを指摘して合憲判決が出ている。 👉憲法6:「経済的自由権」とは?職業選択・財産権・居住移転の自由を解説! あわせて読みたい -
【判例】最大判昭45.6.17:はり札の規制
みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をすることを禁止した軽犯罪法上の規制は、公共の福祉のため、表現の事由に対し許された必要かつ合理的な制限である。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の自由をやさしく解説 あわせて読みたい -
【判例】最大判昭44.6.25:「夕刊和歌山時事」事件
事実が真実であることの証明がない場合でも、行為者がその事実を真実であると誤信し、その誤信したことについて、確実な資料・根拠に照らし相当の理由があるときは、犯罪の故意がなく、名誉棄損の罪は成立しない。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信... -
【判例】最判昭56.4.16:「月刊ペン」事件
私人の私生活上の行状であっても、そのたずさわる社会的活動の性質およびこれを通じて社会に及ぼす影響力の程度等のいかんによっては、その社会的活動に対する批判ないし評価の一資料として、刑法230条の2第1項にいう「公共の利害に関する事実」にあたる場... -
【判例】最大判昭44.10.15:悪徳の栄え事件
わいせつ性の有無の判断は、文書全体との関連において判断されなければならない。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の自由をやさしく解説 あわせて読みたい -
【判例】最大決昭33.2.17:北海タイムス事件
たとえ公判廷の状況を一般に報道するための取材活動であっても、その活動が公判廷における審判の秩序を乱し被告人その他訴訟関係人の正当な利益を不当に害するときは許されない。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の自由をやさしく解... -
【判例】最判平16.11.25:訂正放送請求事件
放送法の規定は、放送事業者に対し、自律的に訂正放送等を行うことを国民全体に対する公法上の義務として定めたものであって、被害者に対して訂正放送等を求める私法上の請求権を付与するものではない。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・...