憲法判例– tag –
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【判例】最判平5.2.16:宗教上の組織・団体とは
憲法が公金の支出を禁じている宗教上の組織・団体とは、宗教と何らの関わり合いのある行為を行っている組織・団体のすべてを意味するものではなく、宗教活動を本来の目的とする組織・団体を指す 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の自... -
【判例】最大判昭63.6.1:自衛官合祀拒否訴訟
情謐な宗教的環境の下で信仰生活を送るべき利益は、直ちに法的利益として認めることができない性質のものである 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の自由をやさしく解説 あわせて読みたい -
【判例】最判平19.2.27:国歌斉唱ピアノ伴奏
市立小学校の校長が教諭に対し入学式における国歌斉唱の際にピアノ伴奏をすることを命ずる旨の職務命令は、当該教諭の思想・良心の自由を侵すものとして憲法19条に違反するということはできない。 👉憲法5:「精神的自由権」とは?思想・信教・表現・学問の... -
【判例】最大判平11.11.10:選挙制度を政党本位にすることについて
選挙制度を政党本位のものにすることも国会の裁量に含まれるので、衆議院選挙において小選挙区選挙と比例代表選挙に重複立候補できる者を、一定要件を満たした政党等に所属するものに限ることは、憲法に違反しない。 👉憲法4:「幸福追求権」とは?憲法13条... -
【判例】最判平15.3.14:犯罪を犯した少年を特定できる記事の不法行為成立の有無
犯罪を犯した少年を特定することが可能な記事を掲載した場合、この記事の掲載によって不法行為が成立するか否かは、被侵害利益ごとに違法性阻却事由の有無等を審理し、個別具体的に判断すべきである。 👉憲法4:「幸福追求権」とは?憲法13条から読み解く新... -
【判例】最判平17.11.10:法廷での撮影とイラスト画
写真週刊誌のカメラマンが、法廷において、手錠をされ腰縄を付けられた状態の被害者の容ぼう・姿態をその承諾なく撮影した行為は、不法行為法上違法である。他方、訴訟関係人から資料を見せられている状態や手振りを交えて話しているような状態の容ぼう・... -
【判例】最大判令6.7.3:旧優生保護法の規定
特定の疾病や障害を有する者などに対して不妊手術を受けることを強制する旧優生保護法の規定は、憲法13条および14条1項に違反するものである。 👉憲法4:「幸福追求権」とは?憲法13条から読み解く新しい人権と平等原則 あわせて読みたい -
【判例】最判昭61.2.14:オービスによる運転者の写真撮影
自動速度監視装置(オービス)による運転者の容ぼうの写真撮影は、現に犯罪が行われ、かつ緊急に証拠を保全する必要があり、方法も相当である場合には許容される 👉憲法4:「幸福追求権」とは?憲法13条から読み解く新しい人権と平等原則 あわせて読みたい -
【判例】最判平5.2.26:外国人の国政選挙権
外国人には国政選挙権も保障されていない。 👉憲法3:人権総論を完全整理!分類・享有主体・限界をわかりやすく解説 あわせて読みたい -
【判例】最大判昭32.12.25:外国人の出国の自由
憲法上、外国移住の自由が保障されていることから(22条2項)、外国人の出国の自由は保障される 👉憲法3:人権総論を完全整理!分類・享有主体・限界をわかりやすく解説 あわせて読みたい -
【判例】最判平1.6.20:百里基地訴訟
国が行政の主体としてではなく私人と対等の立場に立って、私人との間で個々的に締結する私法上の契約は、当該契約がその成立の経緯および内容において実質的にみて公権力の発動たる行為と何ら変わりがないといえるような特段の事情の無い限り、憲法9条の直... -
【判例】最大決平10.12.1:寺西裁判官事件
裁判官に対し「積極的に政治活動をすること」を禁止することは、その目的が正当であって、その目的と禁止との間に合理的関連性があり、禁止により得られる利益と失われる利益との均衡を失するものではないから、憲法21条1項に違反しない 👉憲法3:人権総論...