会社法4-9:「会計参与」とは?意味・役割・要件をわかりやすく解説!

この記事はこんな人におすすめ
  • 「会計参与ってなに?」と基本から理解したい方
  • 行政書士試験で「会社法」の出題に備えたい方
  • 会計参与に就任できる資格や役割を確認したい方
目次

会計参与とは?会社の「数字の信頼性」を高める専門家!

会計参与とは、会社が作成する「計算書類1(※損益計算書や貸借対照表など)」は、会社の経営状況を正しく示す重要な書類です。しかし、これを取締役だけで作ると、その正確性や信頼性に疑問が生じることもあります。

そこで登場するのが 会計参与(かいけいさんよ) です。

会計参与とは、取締役と一緒に計算書類を作成する会計の専門家 のことをいいます(374条1項)。会社の内部から計算書類の信頼性を高めることが目的です。

つまり、会計参与は「会社の数字の信頼性を保証するお助け役」なのです。

会計参与になれる人は?必要な資格とは

会計参与は、専門的な知識が必要なため、誰でもなれるわけではありません。
以下のいずれかの資格を持っている人だけが就任できます(333条1項)。

  • 公認会計士
  • 監査法人
  • 税理士
  • 税理士法人

このように、会計の専門家であることが求められます。

まとめ|会計参与は「会社の数字の信頼性」を高める重要な存在!

会計参与は、取締役と共同で計算書類を作成する会計の専門家であり、会社の財務情報の正確性を高めるために設置される制度です。
就任できるのは、公認会計士・監査法人または税理士・税理士法人に限られており、一定の専門性が求められます。

行政書士試験でも「会社法」の理解を深めるうえで重要なポイントとなるため、「どんな役割を果たすのか」「誰がなれるのか」をしっかり押さえておきましょう。

  1. 計算書類:貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書・個別注記表をまとめて計算書類という(435条2項会社計算規則59条1項)。 ↩︎
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次