民法21-1:雇用契約とは?行政書士試験で押さえたい基本をわかりやすく解説!

この記事はこんな人におすすめ
  • 行政書士試験で民法の「契約」に苦手意識がある人
  • 雇用契約のポイントを短時間で押さえたい人

目次

雇用契約

事例
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flowchart LR
 A_使用者
 B_被用者
 

 B_被用者 ------>|①労働| A_使用者
 A_使用者 ------>|②報酬| B_被用者

AはBから「Aの会社で勤務したい」との申し込みをうけたので、Aはこれを承諾した。

雇用契約とは、労働を提供する人(被用者)と、その労働に対して報酬を支払う人(使用者)との間で結ばれる契約のことです(623条)。
簡単にいうと、「働きます」「その代わり給料を払います」という約束で成り立つ契約です。

雇用契約の特徴

雇用契約では、被用者使用者に対して従属する立場に立ちます。
つまり、単に仕事をするだけでなく、使用者の指揮命令に従って労働に従事することが求められる点が大きな特徴です。

報酬の支払いは「後払い」が原則

雇用契約では、原則として約束した労働を終えた後に報酬を請求することができます(624条1項)。
たとえば、1か月働いた後に給料日が来る、というのが典型的な例ですね。
このように、労働と報酬は「労働が先・支払いが後」という順番が原則となっています。

使用者責任にも注意!

雇用契約に関連して、使用者には「使用者責任」という法律上の責任も発生します。
これは、被用者が仕事中に第三者に損害を与えた場合(不法行為)、使用者も連帯して責任を負うルールです。
詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください!

まとめ|雇用契約のポイントを押さえて行政書士試験対策を万全に!

雇用契約は、「労働の提供」と「報酬の支払い」を約束する契約であり、使用者と被用者との間に”指揮命令関係(従属関係)“が生じる点が特徴です。
また、報酬の後払いが原則であることも押さえておきましょう。

さらに、雇用契約に付随して発生する「使用者責任」のルールも、試験対策として重要なポイントです。
民法の基本をしっかり理解して、確実に得点源にできるようにしておきましょう!

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