商法解説– tag –
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商法2-8:場屋営業
場屋営業(じょうおくえいぎょう)とは? 場屋営業とは、一般市民が集まるのに適した設備を設け、これを利用させることを内容とする営業のこと。(例:旅館・飲食店・銭湯など) 商事寄託 商人がその営業の範囲内において寄託を受けた場合には、報酬を受け... -
商法2-7:運送営業
運送営業とは? 運送営業とは、物や人を場所的に移動することを内容とする営業のこと。このうち、物を対象とする場合を物品運送、人を対象とする場合を旅客運送という。 物品運送とは? 物品運送とは、運送人が荷送人(運送委託者)から委託を受けた物品を... -
商法2-6:仲立人・問屋
仲立人(なかだちにん) 仲立人とは、他人間の商行為の媒介をすることを業とする者のこと(543条)。(例:商人ではない者を相手に旅館等をあっせんし宿泊契約の締結を媒介する業者など。) 仲立人は、自ら契約当事者や当事者の代理人となって締結するわけ... -
商法2-5:匿名組合契約
匿名組合契約とは? 匿名組合契約とは、当事者の一方が相手方のために出資をし、相手方がその営業から生ずる利益を分配することを約束する契約(535条)。これは、資金はもっているものの自分で経営する意思や能力がない一般市民と、経営能力はあるが資金... -
商法2-4:交互計算契約
交互計算契約 交互計算契約とは、商人間または商人と商人でない人の間で平常取引をする場合(普段から継続的に取引をする場合)に、一定の期間内の取引から生ずる債権・債務の総額について相殺をし、その残額の支払いをする契約のこと(529条)。 sequence... -
商法2-3:商人間の売買契約
商人間の売買契約 商人間の売買契約については、取引の安全・売主の保護という観点から、民法の売買契約に関する規定とは異なる特則が定められている。 売主による目的物の供託・競売 民法では、買主が売買の目的物を引き取ってくれない場合、売主は、その... -
商法2-2:商行為の特則
商行為の特則 商行為について、営利主義、取引の安全・迅速が強く要請されることから、一般市民の間の取引について定めた民法とは異なる特則が定められている。 商行為の代理と委任について 代理の方法 商行為の代理人が本人のためにすることを示さないで... -
商法2-1:商行為の分類
商行為の分類 商行為には、誰が行っても商行為となる基本的商行為と、商人がその営業のためにする行為である附属的商行為(503条)がある。基本的商行為には、さらに絶対的商行為(501条)と営業的商行為(502条)の2種類に分類される。 ■商行為の分類図 -... -
商法1-6:代理商
代理商とは? 代理商とは、商業使用人ではないものの、一定の商人のために平常その営業に属する取引または媒介1をなす人のことをいう(27条)。2 代理商は、商業使用人のように本人に対して従属関係に立つことなく、委任契約に基づく独立の商人として代理... -
商法1-5:商業使用人
商業使用人とは? 商業使用人とは、雇用契約によって特定の商人に従属し、その業務を補助する人のこと。 商業使用人は、その権限の広い順に、①支配人、②ある種類または特定の事項の委任を受けた使用人、③物品販売等を目的とする店舗の使用人に分類される。... -
商法1-4:営業譲渡
営業譲渡とは? 営業譲渡とは、①一定の営業目的により組織化され有機的一体として機能する財産の譲渡であって、②譲受人が営業活動を承継し、③譲渡人が法律上当然に競業避止義務(きょうぎょうひしぎむ)1を負うこととなるもののこと(最大判昭40.9.22)。 ... -
商法1-3:商号とは?
商号とは? 商号とは、商人がその営業上自己を表すために用いる名称のこと。(〇〇商店など) 商号はその商人を表す名称であることから、文字で記載することができ、かつ、呼称できるものでなければならない。つまり、記号や図形を商号とすることはできな...
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